文フリガイド編集委員会通信

文学フリマガイドブック(通称:文フリガイド)の編集状況についてお知らせするブログです

通算第8号の発行を手伝ってくださる編集者を募集します

 皆さん、こんにちは。秋山です。
『文学フリマガイドブック 2015年秋(通算第8号)』を発行する上で、共に編集や発行を手伝ってくださるメンバーを募集します
 下記概要と要項に従い、応募いただければ幸いです。

概要

募集対象:編集者
締め切り:2015年7月31日(金)23:59まで

要項

・文フリガイドにおける作品紹介のページを手伝ってくださる編集者を募集します。
・編集者には、推薦作全作の査読、編集会議への参加(オンライン上、2回を想定)、推薦文の執筆、以上3点をお願いします。
・推薦者からの推薦作の貸し出しは秋山が一括して受け取り、その後、ダンボールに入れてまとめて各編集に送ります。一度に送る量や査読に割ける時間は、編集者の人数によります。
・編集会議では掲載作と掲載順を決定します。

 以上です。
 応募は下記フォームよりお受け致します。

文学フリマガイドブック 2015年秋(通算第8号)編集者の応募フォーム

……少しでも多くの方に応募いただきたいと思うので、以下に秋山の考えるところを記すことにします。長くなるので折りたたみます。

 現在、文学フリマガイドブック編集委員会は秋山ひとりだけの組織となります。
 通算第8号を発行する上で、いちばん念頭に置いているのは価値の創出です。一般来場者にとっては参考にしたいガイドであり、出店者にとっては販促に役立てたいガイドになることを目指しています。価値、と表現すると、なんだかぼんやりしていますが、平易な表現に替えれば、つまりは説得力です。来場者にとっては、ガイドを買えば、自分好みの作品がびしっと分かり、出店者にとってはガイドに掲載されることによって、より注目を浴びやすくなる。そういう、双方にとって嬉しく、良いガイドにしたいと考えています。
 ガイドブック自体に価値を持たせる、ひとつの要素として、数が大きな割合を占めるのではないかと思います。第二十回文学フリマ東京の出店者は600サークル以上です。詳細は分かりませんが、数百もの新刊が発行されたことでしょう。そのすべてを読むことは難しいですが、推薦作を広く募集することで、多くのひとの考えや好みを取り入れられると思います。しかし、そのすべてを無差別に掲載することが価値を生むようには思いません。価値観は人それぞれですとか、好みは十人十色、千差万別、様々な言葉があります。多様な考えや趣味嗜好があります。そういうのをすべて承知の上で、清濁併せ呑み、紹介作品50作を決めることにします。
 挑戦的な目標かもしれませんが、50作です。蓋を開けてみれば、推薦作が半分にも届かず、頭を抱えることになるかもしれませんし、あるいは倍以上の応募があり、嬉しい悲鳴をあげながら査読することになるかもしれません。どうなるかは、さっぱり分かりませんが、まずは走り始めます。そうしなければ、ゴールは近づいてこないからです。
 前述の通り、現在の編集委員会は秋山ひとりだけです。一緒に走ってくれるひとがいれば嬉しいですが、いなかったらいないでひとりで走るだけです。秋山がひとりで編集した結果、出来上がったガイドに対して「秋山の意見が出すぎではないか」という指摘を受けるかもしれません。出来ればそうならないように、今、この文章を書いています。つまり、これを読んで「どれ、秋山ひとりに走らせるのは何だから、一緒に走ってやるか」という想いが宿ってくれることを祈っています。
 通算第8号では、あらゆる意味でコスト削減を目指します。新書判は携帯しやすいですし、見た目も良いですが、印刷費に対して紙面が小さいです。書籍工暦さんの組版は読みやすく評判も良いですが、依頼から出来上がりまでに時間を要します。品質の劣化は免れないでしょうが、今回は秋山がワードで組みます。小綺麗なガイドの方が瞬間的には好まれるかもしれませんが、より多くの推薦作が掲載され、関係者への連絡を迅速かつ確実に行うことを優先します。「『気になる』登録数ランキング」は廃止します。その代わり、一作でも多くの推薦作を掲載します。
 炎上マーケティングとは手を切ります。あらゆるネガティブなイメージを払拭できるよう尽力します。なるべく多くの関係者を幸せにできるよう心掛けます。全体スケジュールは差し支えないのない範囲で公開し、透明性を高め、公明正大に物事を進めます。
 なんだか色々とめんどくさいかもしれませんし、いわゆる負の遺産的なるものに苛まれることもあるかもしれません。でも、そこは真摯に、まっすぐ向き合ってやっていきます。
 理想は、こうです。まずは推薦作が100作くらい。死ぬ気で読んで、死ぬ気で議論して50作に絞ります。そして、文フリの2週間前に発行して通販分は即完売。文フリ当日も、飛ぶように売れて、またたく間に200部が完売します。掲載した推薦作のサークルさんからも「載せて貰えてありがとうございます」と挨拶に来ていただけたり、次号には編集者として協力したいと名乗り上げるひとが現れたり。そして、何よりも終わった後の美味いビール! 打ち上げの際に自然と次号に向けて、もう少し掲載作を増やそうかだとか、こんな企画をやろうかとか特集を組もうかとか、さらに夢を膨らませたり。だいたい、こんな未来を迎えたいです。
 この理想に向かって、一歩ずつ、歩いていきます。
 と言うわけで、編集者に応募したい方、フォームからの申し込みをお待ちしております。
 どうぞ、よろしくお願い致します。

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